第61回 非和声音
大阪音楽大学時代に非和声音について、藤井敬吾先生から丁寧に教えて頂きました。
今回のレッスン動画を撮影し、改めて藤井敬吾先生に教えて頂いた事を思い出します。
藤井敬吾先生は一昨年、大阪音楽大学を退官されました。
もう長らくお会いしていませんので、またお会いして色々とお話しさせて頂きたいと考えております。
最近、YouTubeを撮影する上で色んな事を事前に調べて勉強する事が多くなりました。
非和声音についても改めて私自身、深く掘り下げて勉強し直しました。皆様にご覧頂けますと幸いです。
音楽における非和声音とは、和声学において和音を構成する音(和声音)以外の音を指します。これらの音は、旋律に装飾や変化を与え、音楽に豊かな表情を加えるために用いられます。
非和声音の種類
非和声音には、以下のような種類があります。
- 経過音:
- 和声音から次の和声音へ滑らかに繋ぐ音。
- 例:ド-レ-ミ の「レ」
- 刺繍音(隣音):
- ある和声音の上下にある音で、装飾的に用いられる音。
- 例:ド-レ-ド の「レ」
- 倚音:
- 強拍に置かれ、次の和声音に解決する音。
- 例:レ-ド の「レ」
- 掛留音:
- 前の和音の音が次の和音まで保持され、その後解決する音。
- 例:ド-レ(保持)-ド の「レ」
- 先取音:
- 次の和音の構成音を先取りする音。
- 例:レ-ド(次の和音の構成音)の「レ」
- 逸音:
- 和声音から隣の非和声音に移動し、次の和音の和声音に跳躍する音。
非和声音の役割 - 旋律の装飾:旋律に動きや変化を与え、単調さを避ける。
- 和声の変化:和音間の繋がりを滑らかにし、音楽に流れを生み出す。
- 緊張と緩和:非和声音は一時的に不協和音を生み出し、解決することで緊張と緩和の効果を生み出す。
非和声音は、音楽に深みと色彩を与える重要な要素であり、様々な音楽ジャンルで使用されています。
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