クラシックギターの弦交換のやり方
クラシックギターに使用される弦
クラシックギターの弦は通常、ナイロン弦を使用します。
メーカーによって様々な弦が販売されています。お勧めなのが、
①ダダリオ・プロアルテ・ノーマル弦(1セット1000円前後)
②オーガスティン・黒色・ノーマル弦(1セット1500円前後)
③ヤマハ・ノーマル弦(1セット1000円前後)
以上3種類が、比較的どの楽器店でも取り扱っています。
西尾ギター教室としましては、①のダダリオが一番良いと思います。
クラシックギターの弦交換
用意するものはニッパーのみです。
まずは古い弦を外すところから始めていきましょう。
実は昔、師匠からギターの弦を交換する時は1本ずつ交換しなさいと教わりました。
しかしこのコラムでは分かりやすくお伝え出来るように、全ての弦を外してから、交換したいと思います。
弦は6弦から交換していきます。
6弦→5弦→4弦→1弦→2弦→3弦の順番で張っていきます。
① 全ての弦を外します。
② 汚れていたり、埃が溜まっている部分を掃除します。指板も手垢が溜まっているので掃除しましょう。
③ 初めに6弦から張っていきます。
指板側から6弦を穴に通します。穴から2~3cm位、弦を出しましょう。
④ 通した弦を指板側に持ってきて、弦の下を潜らせます。
⑤ ブリッジ上の弦に一回絡ませて、中に通します。
⑥ 左手で、指板側の弦を引っ張り、右手で逆側を引っ張ります。
⑦ 6弦のペグの穴に6弦を上から通します。
⑧ 6弦を結びます。
⑨ 6弦のペグを回していきます。
⑩ 5弦と4弦も同じように張り替えます。ただし4弦は二重に巻いて下さい。
⑪ これで6、5、4弦の低音弦は張り替える事が出来ました。次に高音弦の交換ですが、
高音弦は1弦から張り替えていきます。高音弦は二重に巻いてあげます。
⑫ 1弦~3弦までしっかりと二重に巻いてあげます。
⑬ 3弦まで張れたらOKです。
⑭ 余分な弦は邪魔なのでニッパーなどで切ってあげましょう。
⑮ チューニング(調律)をして完了です。
ただし、新しい弦は、弦が伸びきっていないのですぐにチューニングが狂いますので、
弦が伸びきるまで何回もチューニングをしてあげましょう。
まとめ
クラシックギターの弦交換のやり方について今回は書いてみました。
しかしやはり何回も自分で弦交換するのが一番良いと思います。
弦交換も慣れ、というよりも回数の問題だと思います。
実際にギターの先生に生で教えて貰ってから、何度も自分で弦交換するのが良いと思います。
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