ギターソロへの編曲方法
J-POPや演歌など、ギターソロに編曲されている楽譜はたくさんあります。
いったいどのようにして、ギターソロ用に編曲されているのでしょうか?
今回のコラムでは最も簡単なギターソロへの編曲方法をお教えしたいと思います。
そもそも編曲とは
編曲とは「アレンジ」とも言います。曲の演奏形態やメロディ、リズムなどを目的に応じて変えることを言います。
また、既存曲を他の楽器で演奏できるように書き改めることを言います。
ギターへのアレンジで必要な物
大前提として音符が読めないと編曲は出来ません。音符が読めない人は音符が読めるようになってから編曲をしましょう。
さて、まずは編曲したい楽譜を用意しましょう。理想はコードが書いてある楽譜が良いです。コードが書いていなくてもピアノ譜なら編曲は出来ます。
チューリップを編曲
まずは楽譜を見て下さい。
メロディーに付いているコードを見て下さい。
C、G、Fの三種類が出てきます。
このC、G、Fのコードのルート音(根音)を抜き出します。
C・・・ド
G・・・ソ
F・・・ファ
ルート音とは?
ルート音とは和音(コード)の構成音の一番低い音を指します。
例えばCはド、ミ、ソという音を同時に鳴らす和音です。このド、ミ、ソがCのコードの構成音です。
この中で一番低い音がドになります。
ルート音(根音)を表に纏めましたのでこれは必ず覚えて下さい。
すなわち、ルート音は、
C・・・ド
G・・・ソ
F・・・ファ
になりますね。これを楽譜の一拍目のメロディーの下に当てはめます。
するとこうなります。
これで編曲は完成です。ただしこれだけではあまり面白くないので、コードから抜き出した音を加えてあげたりします。
分かりやすいように今回は「ソ」と「ド」を入れてみたいと思います。
いかがでしょうか?
合いの手としてメロディーと伴奏の間に構成音の一つを入れると、少しかっこよくなりますよね。
編曲は実際に自分で構成音をあてはめながら、リズムを変えたり、又は非和声音を入れたりするともっと良くなります。
今回のコラムでは最もシンプルな編曲について書かせて頂きました。
編曲についてもっと詳しく知りたい人は是非、体験レッスンをご受講下さい。
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