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ギターとベースの違い

「ギターとベースって何が違うの?」とお思いのあなたへ
「ギターとベースって何が違うの?」と思っておられる方も多いと思います。
このコラムではギターとベースのそれぞれの特徴、役割について両方の楽器の違いをお教えしたいと思います。
なお今回登場するギターはバンドを主体としたエレキギターについて書いておりますのでご了承下さい。

バンド内の役割

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バンドを組んだ時にそれぞれメンバーが担当する役割(楽器)があります。
人数によっても異なりますが、基本的には4パートあります。
① ヴォーカル(Vo)
② ギター(Gu)
③ ベース(Ba)
④ ドラム(Dr)
これ以外にはキーボード(Key)、ヴァイオリン(V)などが加わる場合があったり、ギター(Gu)がもう一人いたり、ヴォーカルがギターを兼務する場合(ギターボーカルVo&Gu)もあります。

ギターの構造とバンド内の役割

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ギターは弦が6本あります。ノーマルチューニングの場合、ギターの一番低い音は6弦0フレット、ト音記号の下第3下線のミになります。
ギターの一番高い音は1弦24フレット、ト音記号の上第6線のミになります。この範囲がエレキギターの音が出せる音域になります。
音は同時に6音(6和音)まで出せるので、ギターは主に和音(コード)で曲全体の和声進行を担っています。
和音を弾いたり、間奏ではギターソロを弾きます。
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ベースの構造とバンド内の役割

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ベースは正式名称をベースギターと言い、略してベースと言います。
Bassと書きますので「バス」=低音域の音が出ます。
演奏してみるとよく分かりますが、とても低い音を奏でており「ボンボンボン~」という感じがします。
ベースは弦が4本あります。ノーマルチューニングの場合、ベースの一番低い音は4弦0フレット、へ音記号の下第1下線のミになります。
ベースの一番高い音は1弦24フレット、ト音記号の第2線のソになります。この範囲がベースの音が出せる音域になります。
4本弦のベースですが基本的には単音(1つだけの音)のみで弾きます。
バンドの屋台骨でもあるベースは演奏する曲のルート音(根音)を担当する事が多いです。
演奏する曲の土台となる低音を担当するので非常に大事な楽器です。
よく「ベースって必要なの?」とか「ベースって聞こえないよね?」などの質問がありますが、
もし可能ならベース抜きでバンド演奏をしてみて下さい。低音が無いので音に厚みや深みが無く、
スカスカな演奏になってしまいます。

ベースは難しい???

ギター奏者の事を「ギタリスト」と言い、ベース奏者を「ベーシスト」と言います。
余談ですがチェロ奏者は何というかご存知でしょうか?
「チェロリスト」ではありませんよ!何だか「テ〇リスト」みたいですね。
「チェリスト」と言います。
本題に戻ります。ベーシストは実は元々過去にギタリストだった人が多いのです。
理由は、ギターとベースの構造にあります。
ギターの3、4,5,6弦の音を1オクターブ下げた音がベースの1,2,3,4弦になります。
ですからギターをやっていた人にはベースは非常にとっつきやすい楽器とも言えます。
だからと言ってギターよりも簡単かと言えば、そうではありません。
「ベースはギターに比べて弦が2本少ないから簡単かも?」と思っている人もおられるかもしませんが、それは大きな間違いです。
<ベースがギターと違う所>
① 弦が4本
② 演奏は基本的には単音(1つの音)のみ。(例外もあります)
③ 弦がギターに比べて格段に太い。(4弦に至っては倍以上の太さがあります)
④ ネックがギターに比べて長い。
⑤ フレットの間隔が広い。
⑥ 弦が太いので弦を押さえるのにギターよりも力がいる。
⑦ 弦が太いので速弾きするには相当な練習が必要。
⑧ ベースの音は重低音で遠くまで聞こえるので近所迷惑になることもある。
⑨ ベース弦はギターの弦よりも値段が高い(ベース弦は1セット3000円くらいします)
ベースとギターでは役割が違うのでどちらが難しいのかは一概には言えません。
ギターにはギターの難しさが、ベースにはベースの難しさがあります。

まとめ

ベースは弦が太く、フレットの間隔が広いので当然ネックが長く、体が小さい人や女性には弾きにくい楽器であると言えます。
また、バンド内でも目立たず地味なポジションなので人気がない楽器なのは否めませんが、私はとても好きな楽器です。
練習すればするほど奥が深い楽器ですし、バンドの演奏を土台から支える重要な楽器です。ベースがいないバンドは存在しません。
それほどに重要なポジションですので、実はバンドの中でも音楽について一番詳しく、またリズム感がある人が担当する楽器でもあります。
実際、ベースが下手なバンドはどれだけギターやヴォーカルが上手でもバンド自体が下手に聞こえますし、聞いてられません。
逆に言えばギターやヴォーカルが少々下手でもベース(出来ればドラムも)が上手なバンドは上手に聞こえます。
このコラムを読んで下さった方が一人でも「よし!ベースをやってみよう!」と思われましたら嬉しく思います。
もちろん西尾ギター教室のレッスンではベースのレッスンも受け承っております。

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