久しぶりにギターと真剣に向き合って

前回のブログにも書きましたが、今年の年末年始は平均8時間ほど、ギターを練習しました。
基礎練習に1時間。レパートリーに3時間。そして新しく練習する曲を4時間練習しました。
6日間ギターと長時間向き合って練習し、様々な事を思いました。
・過去、先生に教わった事
・音色の変化、音色の強弱の出し方、表現力の出し方、音楽の方向性
・家内から「アーティストである前にアルチザン(職人)であれ」と言われました。
特にA.バリオスの大聖堂の第3楽章を練習していますが、家内からは「まだまだ中聖堂だな」と厳しく言われました。
自分でも思います。まだまだ技術的にも音楽的にも一流のギタリストの演奏には到底敵わない。
爪の形を変えたり、脱力を考えたり、基礎練習を増やしたり、あらゆる事を試して練習した六日間でした。
昔、ギターの先生にこう言われました。
「西尾の音は表現力が無い。例えば”甘い”とか”辛い”とか”柔らかい”とか”硬い”とかだ」
この言葉を今でも忘れずに努力していますが、未だに解決しておりません。
また、こうも言われました。
「西尾の音にはコシがない。お前はうどんを食った事があるだろう?コシが無いうどんは不味い。お前の音はそんな音だ」
仰る通りだと思います。
単純に私の努力不足だと思います。
色んな事を考えながら、それでも「上手くなりたい」との思いはこの六日間で確実に思いは深くなりました。
1月が始まり、通常のレッスンが始まると、朝起きて3時間はピアノ教室のチラシポスティング、帰宅後、2時間はギターの練習をしてから5時間は生徒さんのレッスン。22時に終わってから深夜まで再び自分のギターの練習をします。
毎日がヘトヘトになりながらも何とか上手くなりたいとの思いがあります。
私の鈍刀を鋭刀に変えなければなりません。
「上級者への道のりは己が下手さを知りて一歩目」
自分が下手だと認識した上で地道な練習をしなけれはなりません。
そこはありきたりな言葉かもしれませんが練習するしかありません。
努力、忍耐、練習、この3つがとても大切な事だと私はこの六日間で猛烈に感じました。
それでも、これだけは言えるのは20年前、九州ギターコンクールで第3位を受賞した時よりも今の方が上手いと自分では思っています。
自惚れている訳ではありませんか、それでも練習するしかありません。
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