ギターの先生というのは生徒に学びながら進むしか道がない
「ギターの先生というのは生徒に学びながら進むしか道がない」
私はこれまでに3人の先生にギターを習いました。
私が最初にギターを学んだギターの先生は大野ギター音楽院の大野朱美先生でした。
大野朱美先生は、私に「ギターを弾く楽しさ、喜びを教えてくれた先生」でした。
大野先生から言われた言葉で最も心に残った言葉は、
「西尾君、ギター教室をやるならお金儲けの事を考えたらあかんよ。ギターが好きな仲間を増やそうと思いなさい」と言われました。
この言葉がキッカケで西尾ギター教室のコンセプトは「ギターは友達」になりました。
音大卒業後、藤井敬吾先生に習った時、藤井先生から言われた言葉で最も心に残った言葉は、
「西尾君、まずは自分の出してる音をよく聴こう。まず出そうとする音をイメージして、その音が出せるように弦に対する圧力、角度、爪の長さをとことんまで研究して、理想の音が必ず出せるようにする事」
この言葉は今でも私がギターと向き合うたびに頭の中で藤井敬吾先生の声が聞こえて来ます。
今年は岩崎 慎一先生に習いました。
岩崎 慎一先生に言われて最も心に残った言葉は、
「西尾君、楽譜に書かれた指示をよく読もう。なぜ作曲家がその指示を出したのか、必ず整理する事。そして音楽は音符の連続だから、なぜ次はその音が来るのか、音と音の流れを正確に読み取ろう」
私は人生の中で、大野朱美先生、藤井敬吾先生、岩崎 慎一先生、3人のギタリストに習って来ました。
練習をしていると、「先生があの時、俺に言いたかった事はこういう事だったのだな」と気づく事が多いです。
ギターの先生は、生徒から学ぶことが多い。
何故なら生徒は先生の鏡だからです。
生徒さんが上手に弾けないのは「先生の教え方が悪い」と言っても過言ではありません。
ギターの先生は常に生徒さんから学び、生徒さんがなぜ弾けないかを分析する責務があります。
その事はこの仕事をしていたら一生続きます。
それが出来ない、その覚悟が無いならギターの先生を辞めるべきだと思います。
3年後、5年後に生徒さんが、「西尾先生が言いたかった事はこういう事だったのだ」と思って頂けたら私にとってこんなに嬉しい事はありません。
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