カルカッシのギター教則本
ネットがなかった時代ではクラシックギターを始める時にまず始めに一番購入された教則本が、カルカッシのギター教則本でした。
かなり古くからある教則本でして、今でもこの教則本を使用してレッスンをされるギターの先生もおられると思いますが、豊中市の西尾ギター教室では使用しておりません。
理由は、「考え方が古い」からです。もちろん抜粋して使用する場合もありますが、全体的には古くて使いづらいと思います。
ギタリスト溝淵浩五郎先生による編著になります。
私が購入した時は1800円でしたが、今では新改変版も販売されていますね。
カルカッシのギター教則本は第1部から第4部まであります。レベルに応じて使用するのが良いと思います。


最初はギターの構え方から始まり、右手、左手の構え方も丁寧に解説されています。
弾弦法、特にアポヤンド奏法とアルアイレ奏法の違いも詳しい解説されています。
第1部 初等科
まずはギターのポジションについて書かれていますね。ギターの指板に対してどこに何の音が配置されているのかが記載されています。
ギターを弾く上で大切な事の一つは、どの音がどこにあるのか覚えなければなりません。

アルペジオの練習課題もはいっています。これはとても良いアルペジオ練習です。1番から22番まであります。22番までやるとアルペジオに関しては良いと思います。

この後にはハ長調から順番にト長調、ニ長調、イ長調、ホ長調と各調による練習曲が続きます。もちろん短調の練習曲も入っています。
第2部

第2部ではクラシックギターを弾く上で大切なテクニックについて書かれています。
- スラー (上昇スラー、下降スラー)
- アラストレ奏法、いわゆるスライド奏法
- いおん、装飾音
- 回音
- せんおん
- 漣音
それからハイポジションでの練習曲が記載されています。主に4フレット、5フレット、7フレット9フレットですね。このあたりのフレットはクラシックギターではよく使います。
第3部
円舞曲、狂想曲、行進曲、ロンド、シチリアーナ、ギャロップなどです。小品集なので比較的短い曲が多く記載されています。後半に行けば行くほど難しい曲になっていきます。
第4部

第4部はほとんどが曲集になり、カルカッシ以外の作曲家の曲も沢山記載されています。
コストの舟歌、ソルのワルツ、月光、パガニーニのソナチネ、タレガのラグリマ、アデリータ、そしてこのカルカッシのギター教則本の最後はタレガなやアルハンブラの想い出です。
この教則本をきっちりやればかなり上達すると思いますが、なにせ真面目な教則本なのです。ギターの参考書みたいに書かれているので、大人でも途中で挫折してしまうと思います。
しかしきっちりとやれば必ず上達すると思います。
以上、簡単ではございますがカルカッシのギター教則本について書いてみました。
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