やり直しがきかない人生

上記の詩はCHAGE&ASKAの飛鳥涼さんが書かれた詩です。色々と考えさせられる詩でもあります。
我々が生きてるこの人生、仮に人生を80年とした時、私は丁度折り返し地点を過ぎた頃だと思います。
人生40年以上生きてきて思った事は「本当に人生は厳しい」「自分の正義と他人の正義は違う」「最終的には人間は多かれ少なかれ自己中だ」という事だと思います。
「本当に人生は厳しい」
若い頃、自分はギターに向いてると思い、必死に練習を重ねました。しかしコンクールを受けて予選敗退を重ねるたびに自分のセンスの無さを目の当たりにしてきました。それでも諦められず、今日までギタリストとしてやってきたのは、もはや意地だけだと思います。才能が無い自分を受け入れつつ、ギタリスト、ギター講師として生きる人生もまた、本当に厳しい人生だと痛感しました。
「自分の正義と他人の正義は違う」
何か問題が起きた時に、片方が正義で片方が悪という考え方に囚われてしまいがちですが、それぞれに言い分があります。特に立ち止まってよく考えないといけない事は「自分の正義と他人の正義は違う」という事です。こちらは「自分が正しい」と思っていても相手も「自分が正しい」と思っている場合が多く、人間関係の悪化は「双方の正義の主張」にある場合があります。
「人間は自己中心的な生き物である」
最終的には多かれ少なかれ人間はみな自己中心的な生き物だと言わざるを得ません。人間はみんな自分が可愛いですし、自分が得するように行動してしまう生き物なのかもしれません。しかしだからといって他人を傷付けて良い理由にはならず、他人を思いやれる人間でありたいと私は思います。人間の愛には3種類あると言われています。
「1つめがフィリア」
フィリアは簡単に言うと「友情」という愛です。友愛とも言えるでしょう。友達に愛を持って接する。特に私がギターレッスンで生徒さんに接する時はこのフィリアでの愛を用いてレッスンしていると思います。
「2つ目がエロス」
これは主に異性間、男女の恋愛についての間です。最近ではLGBTQなどもありますが私にはよく分からないので、ここでは男女の恋愛をエロスとします。ここは一度でも相手に恋心を抱いた人ならば分かる愛だと思います。相手と付き合いたい、相手と愛し合いたいと思う愛がエロスだと言えるでしょう。
「3つ目がアガペー」
これは究極の愛です。日本語にすれば「慈愛」とか「自己犠牲の愛」と言われます。これが一番難しく、ある宗教では「汝の敵を愛せよ」と言われたりもします。「敵を愛するなんて、そんな事出来る訳がないやろ!」とツッコミたくなりますが、敵を愛する事や、他人を許す事はアガペーだと言われています。
とまぁ、「愛」について、出来もしない私が偉そうに講釈垂れるつもりは毛頭ありませんし、私にはそんな資格もありません。率直に言って私自身、「出来た人間」ではなく、人を憎んだ事も人を恨んだ事も沢山あります。
私は綺麗事を言うつもりはありません。私は「私自身に愛は無い」という前提から「ではどうやって人を愛するのか」という所から始めています。
「自己中心的な自分がいかに他人を愛するのか」と考えた時に、先ず持って私自身はフィリア(友愛)から他人を愛する事を始めたいと思います。
人間は自己中心的な生き物ではありますが、先ずはフィリアを用いて目の前の人を大切にする事が大切だと私は思います。特にギター教室では生徒さんを大切にする事、生徒さんに「ギターは友達」だと思って頂けるレッスンにしたいと思います。
人生は一度切りです。しかもぶっつけ本番で生きています。時には人間関係の崩壊を経験したり、裏切られたり、失恋する事もあるでしょう。
人から裏切られて心が塞ぎ込み、立ち上がれない事も多々あると思います。私自身、何度もありました。
それでもやはり1番大切な事はフィリアを用いて「目の前の人を大切にする事」だと思います。
「やり直しがきかない人生」を我々はどう生きるのか。自分を愛するだけの生き方をするのか、それとも他人を大切にする生き方をするのかは人間一人一人が考えなければなりません。
「やり直しがきかない人生」我々が出来る事は何か?「先ずは自分自身を愛する事」そしてそれと同様に「自分自身を愛するのと同じように他人を愛し、大切にする事」だと私は思います。なかなか難しいですがね……
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