箕面市・豊中市の子供向けのギター教室です。

   箕面市・豊中市の西尾ギター教室

自分を諦める

   

「諦める」という言葉はネガティブな言葉として世間一般には使われています。

しかし本来の意味は仏教用語で「物事を明らかにする」=「諦める」ということだそうです。

私自身、多々「諦めて来た」人生でもありました。

記憶を辿れば中学生の頃はサッカー部でしたが、周りのみんなが上手すぎて一年半で転校と共にサッカーを辞めました。「自分には才能が無い」と思い諦めました。

高校の時、ギターを始めました。自分で言うのもなんですが、練習する度に見る見る上達するのが分かったので、「自分にはギターの才能がある」と思ってしまいました。

その反面、好きな女の子には僅か1週間で振られてしまい、その後も付き合った女の子の殆どとは短い期間でお別れを繰り返す事が多く、私自身は恋愛には向いていないと今でも思い、恋愛についても諦めました。それでも結婚して娘がいる事は有り難い事だと思います。

音楽大学を卒業してからはコンクールに挑戦し続けていましたが、こちらも殆どが二次予選で敗退。「自分はギターには向いていないかも」と何度も思いました。最終的に退路を絶って受けたコンクールで第3位を受賞する事が出来た時は報われた気持ちになりました。

コンクールチャレンジャーだった頃、某ファミリーレストランでウェイターをやっていました。この仕事は本当に嫌でしたが、私には向いていると思います。それはお客の心を読む事が私は上手いからです。どうすればお客様の要望に答えれるか、を私は瞬時に判断する事には長けていました。しかし仕事は大嫌いでした。

後、ウェイターの仕事を辞めて念願だったギター講師を始めました。ウェイターだった頃の経験を生かし、生徒さんの気持ちを掴むのが上手い私はドンドンと自分のギター教室の生徒さんが増えて行きました。ここは嬉しかったのですが、どうしても向いていない事がありました。

それは「生徒さんの退会を受け入れられないこと」です。

ある先輩ギタリストに相談したら「西尾君、生徒さんの退会なんて、しょっちゅうやで。生徒さんなんて水モンやからな。そんなん気にしてたらギター講師は出来ないで。」と言われました。

この部分に関しては私は全くギター講師には向いていないと思います。

ギタリストとして描いてた夢は日本のコンクールで優勝して、海外に留学し、留学中に国際ギターコンクールで優勝して、レコード会社と契約して帰国後はCDデビューして全国の演奏会を駆け巡る……というのが大体のギタリストが夢見る夢です。例外なく私もそのような夢を描いていました。

所が現実は甘くありません。上記の様なギタリストは日本では数名しかおらず、恐らく演奏だけで生活されているのは村治佳織さんとか、山下和仁さん、福田進一さんくらいなもんでしょう。

大阪音大の後輩でもある猪居亜美さんの演奏を聴いた時、「もはや人間ではない」と思いましたし、到底彼女よりも上手くなれる自信はありません。

それでも、なんとかコンクールで第3位を受賞出来て、ギター教室にも沢山の生徒さんが通って下さり、箕面市に新築一戸建てを購入し、ピアノ教室もやり、ピアノ教室も軌道に載せて、何とか結婚も出来て娘を授かった。

コンクールで3位を受賞出来ましたが、私は所詮人生も3位止まりの人生なんだなぁ、と諦める事を常々よく思います。

トップにはなれない。2位にもなれない。何となく3位が丁度良い「諦める」という事をやって来たギタリストが私です。

特段目立つ事もなく、それでも未だに何とかギター教室を出来ているのはお越し頂いている生徒さんのお陰であります。

そんな3位の私ではありますが、「諦める」事をポジティブに捉え、これからも諦める所は諦め、「ま、いっか、しょーがない」と自分を許しつつ、再びギター教室を頑張ってやって行きたいと思います。

このブログも長くなりましたが、「諦める」こと、でも「なってしまった自分」を受け入れつつこれからも頑張りたいと思います。

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