場面緘黙症の生徒さん

皆さんは場面緘黙症という言葉をご存知でしょうか。「ばめんかんもくしょう」と読みます。
場面緘黙症とは、「家族以外の他人や自宅以外の場所に行くと極度の緊張で体が固まってしまい、何も喋れなくなったり動けなくなってしまう」症状を指します。
早い人で2歳から5歳で発症して小学校に行けなかったり、友達と喋れなかったりします。
実は私自身、今まで1000人を超える生徒さんを教えて来ましたが、過去に3人ほど恐らく場面緘黙症の生徒さんがいたのではないかと思います。
私のレッスンの時には全く喋ってくれない。頷く事もしない、という生徒さんがおられました。
その時は私自身が場面緘黙症という言葉自体を知らなかったので「極度の人見知りなのかな?」と思っていましたが、今思い返すと場面緘黙症だったと思います。
私は決して非難しているのではなく、むしろ場面緘黙症の方が来られたらギターの魅力を伝えたいと思っています。
ギターは他人と喋らなくて良いので、場面緘黙症の人には最高の習い事、趣味だと思います。
場面緘黙症の人には、その人にしか分からない苦しみがあります。
極度の緊張から他人を目の前にすると全く喋れなくなるのは本当に辛いのだと思います。
私はそのような方に寄り添うレッスンがしたいと思います。
実は私は不安障害の持病を持っています。極度に将来に対する不安が募り、酷い時は夜も眠れません。
「あーなったらどうしよう?こうなったらどうしよう?」と考えると本当に夜も眠れなくなり、最後は眠剤を飲んで無理矢理寝ます。それほど不安障害は辛いものです。
ある時、とある人にこのような話をしたら、「あなたはそうやって、可哀想な人を演じて同情して貰いたいの?そこがあなたの駄目な所だよ」と言われて非常に傷付いた事があります。
その発言を聞いて、人の気持ちが分からない人間にはなりたくないと、その人を見て心底思いました。
私はもちろん、場面緘黙症ではありません。しかし私は常に「人の苦しみは、その人にしか分からない」だから私に出来る事があるなら、その人の立場に立って寄り添ってあげようと思って常にレッスンしています。
もし場面緘黙症や、発達障害、アスペルガー、ADHD、鬱病、不安障害、知的障害、その他様々な障害をお持ちの方でもギターをやってみたいと思われる方は西尾ギター教室までご連絡下さい。
私、西尾純平はどんな時でも生徒さんの味方であり、友でありたいと思います。
どんな生徒さんも大切にする西尾ギター教室でありたいと思います。
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