REVOLVER / 氷室京介

昨日は一日中、色んな事を考えました。

一昨日、20年振りにアルバイトをしていた某ファミリーレストランの店長と再会して、色んな事を思い出しました。

当時は最年長でバイトリーダーという職責の中、コンクールチャレンジャーでもあり、昼間はギターの練習。夜はアルバイト、休みの日は先生の元へレッスンに行きました。

コンクールは受ける度に二次予選で敗退。意気消沈しながら、アルバイトも続けていました。

当時は「カスハラ」などという言葉は無く、理不尽な要求をしてくる客相手に我慢する毎日でした。

当時習っていたギターの先生にも「西尾、お前は絶対にコンクール優勝出来ないから心配するな、優勝出来そうなら体調など心配するけど、お前は絶対に二次予選通過出来ないから心配しなくて良い」と嫌味を言われた事を一生忘れません。

本当に辛い毎日でした。

アルバイトに行けば、「俺は客だ！金払ってるんだ！」と言わんばかりに横柄な態度で接してくる客相手に謝罪する毎日。

「いつかコンクールで入賞して、絶対に辞めてギターの先生になるんだ」とそれだけを考えていました。

「ギターの先生になれたら、こんなに幸せな事はない」と毎日夢見ていました。

21歳から26歳までの約5年半、このアルバイトをしました。

24歳の時に第48回九州ギターコンクールで第3位を頂き、ここから私のギター講師生活が始まりました。

昼間はギター講師をして、夜はアルバイトをする日々。

そして高校の音楽の授業も受け持つ事にもなりました。

生徒さんも少しずつ増えて行きました。

音楽教室での生徒が40人を超え出した頃からアルバイトを辞める見通しをたてました。

「生徒さんが50人になったらアルバイトを辞めよう」

そして26歳になる直前に音楽教室の生徒さんが50人になり、私はアルバイトを辞めました。

あれから紆余曲折があり、今もギター講師として頑張っておりますが、果たして幸せなのか？と思う毎日です。

アルバイトをしていた頃、辛い日々ではありましたが、店長をはじめ、仲間と一緒に全力で店を回していました。

クレームがあると誠心誠意、謝りました。

色んな事がありましたが、振り返ってみると、私にとって、某ファミリーレストランでのアルバイトでの経験は、かけがえのない人生の1ページであった事は間違いない事実だと、今改めて思いました。

あの時の経験があるから今がある。

あの時の仲間たちがいたから今がある。

あの時の店長がいたから今がある。

全て、私は経験しなければならなかった。

人生に於いてかけがえのない5年半だったと思います。

その事を一昨日の呑み会で痛烈に感じました。

そんな事を昨日、色んな事を考えていた時、無性に氷室京介さんのRevolverが聴きたくなり、自分で弾き語りをしました。聞いて頂きましたら幸いです。

最後にRevolverの歌詞を載せておきます。

また明日からギター講師に戻り、ギターレッスンを頑張ろうと思います。

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