艶のある演奏

2024/04/23

12月末から練習しているJ.S.Bach作曲のリュート組曲第3番プレリュード。

この曲を練習し始めてから4ヶ月が経とうとしていますが、未だに自分自身、納得のいく演奏が出来ていない事に非常に頭を悩ませています。

上記の動画はInstagramで発見した、とあるギタリストの演奏。とても上手だと思います。

国際ギターコンクールでは彼くらいのレベルの人たちがゴロゴロいます。

彼の演奏を何度も聞き、私自身も何度も練習していますが、未だに私は彼のように美しい音色、そして艶のある滑らかな演奏が出来ていない事に落胆する毎日です。

暗譜は出来ました。それなりには弾けていますが、彼のような演奏が出来ない。

「俺って才能無いなぁ」と凹む毎日ではあります。

話が横道に逸れますが、私が最も好きな映画は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」です。

この映画は恐らく100回以上見ました。Blu-rayも持っています。

最近も観て、気付いた事は「この映画は確かにストーリーが面白い。しかし最も注目すべき所は主人公マーティ役を演じたマイケル・J・フォックスの名演技にある」と思いました。

よくよく観ると、随所に彼ならではの独特な表現、演技が見て取れます。マーティ役はマイケル・J・フォックスにしか出来なかったのです。

何度見ても面白い。そしてマイケルの名演技に思わず「彼は天才だ」と思わずにはいられませんでした。

ともすればギターもやはり「才能」の部分が大きいのではないか？と思わずにはいられませんでした。

冒頭でご紹介した若きギタリストの演奏を聞く度に、「上手すぎる。俺にはこんな表現は出来ない」と思う毎日です。

それでも、やはり細かい所から見直して、もう一度、楽譜と向き合い、どのようにすれば良いのか一から考えたいと思います。

「才能の無い者が努力でどこまでやれるのか」

私の課題でもあります。

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